公共工事とガードマン トラックバックテーマ
2008年10月01日 (水)
マスコミの論調と現実の差を感じたことはありますか。
私のブログの友人が、ただいま警備員のアルバイトをされています。
彼の日記を拝読しますと、公共事業に対する認識が大幅に変わったそうです。
詳しくは、この下の日記をぜひともご覧ください。
ニュースを見て「そうだそうだ」と思うことでも、なかなかその後の「生活」まで想像はしないものです。
私もかつてガードマンのアルバイトをしたことがあるのですが、これは本当につらい。
・ トイレに行けない。
・ 腹痛を起こしても持ち場を離れられない。※人件費が少ないので人員が足りない。
・ 暑いときは脱水症状、寒いときには冷えで体力が激減。
・ ミスをするとつぶしが利かない。
・ 身体を壊してしまったら、何の保証もない。
・ バイト料が安い。
・ 競争率が高い。
以前、私は真冬、頼まれてガードマンをしたことがあるのですが、足先が凍ります。
まかりまちがえば、車にはねられていたかも知れないこともありました。
鼻水はたれるし、涙目になっても、鼻もかめない。交通誘導ですからね。
当時、家族を抱えて失業していた五十代の人は、熱があっても、仕事を干されてはならないから勤務に来ていました。
私は常に栄養剤と解熱剤を携行しているので、彼にそれらを渡して、なんとかしなければとフル回転しましたね。
そんなときにいえますか「自己責任だ」「自助努力だ」と。
ある日、そのお礼に、彼の娘が握ってくれたおにぎりをご馳走になりました。
おにぎりを食べて涙したのは初めてです。
その人は就職活動しようにも、費用がかかりすぎるから交通費も出ないと。
交通費や履歴書、特に、最近ではワードで作らなければならないから、コストもかかるんですよね。
写真代もかかる。
そのような人はたいていまじめな人で、際立った能力はないけれど、コツコツと働く人であったりします。
そういう人に、急にスキルアップしろといってもできるものではない。
費用がない。
体力が奪われる仕事なので、スキルアップするだけの時間も体力も取れない。
また、高齢になると、スキルがあっても採用されないというわけです。
妻子がいるならなおさらです。
生命保険にすら入れない。
死にたくても死ねないと笑っていました。
国民の八十数パーセントが、何らかの生命保険に入っているという統計がありますが、警備員やら非正規雇用が増えている現在、その統計が信じられない。
その人は、トイレを我慢し過ぎていたのでしょう、便秘から大腸にポリープができ、便に血が混じるようになり、かなり危険な状態になりつつありました。
トイレ、行けませんからね。
私は公共事業をどんどんやれとは言いません。
けれど、あまりにも格差がひどい状態なので、人間らしい生活を営めるような政策は絶対に必要だと思います。
「努力してこなかったのだから当然の報いだ」
その努力とはなんなのでしょうか。
誰もが一流の金融マンになれるような努力など出来ないし、その金融も、インチキがようやく解説されるようになって来ました。
いまさらですが!
さんざんあおっといて…。
まあ、それはさておき。
「自己研鑽しなかった人は、市場から退場してもらう」
などとしたり顔で語る人がたまにいます。
退場してもらうってどういう意味でしょうか。
簡単です。
「お前は、人のいないところで自殺しろ」といっているに等しい。
まあ、このようなことがいえるのは、こんな条件下にある人でしょうか。
・ 富裕層
・ 子供を大学に入れて生活できるレベル
・ 高学歴から優良企業へのコースをたどれる人
でしょう。
しかし、この言葉を貧困層が言うと、かなり意味合いが重くなります。
それは「お前が自殺してくれれば、自分のほうに仕事が来るから」という意味になるからです。
この「生存競争」、どう思われますか?
そして、ネットに意見を発表できない人が、実はたくさんいるということを忘れてはならないと思います。
次の選挙は、逃げ切り世代といわれる資産のある高齢者と、逃げ切れない資産のない高齢者、そして、未来に展望のない若者との対決になるかもしれません。
しかし、投票に行くのは、逃げ切り世代が多い。
逃げ切れない世代や、未来に展望ない若者ほど選挙に行かない気がします。
若者や子供たちに「約束された未来」が提示できる社会ならば、まだ、人心はすさまない。
選挙というものの意味が、本当に問われるときが来たのかもしれません。
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私のブログの友人が、ただいま警備員のアルバイトをされています。
彼の日記を拝読しますと、公共事業に対する認識が大幅に変わったそうです。
詳しくは、この下の日記をぜひともご覧ください。
自分が公共工事の現場で働くことになってからというものの以前まで持っていた自分の考えが全部ぶっこわれました。以前までは、無駄な道路工事とかやりやがって、税金の無駄使いだ!と思ってたのですが、それで生活してる人が沢山いる事に加えそういう人たちも消費者として何かを買ったりしてるわけです。人が物を買うということは、それによる経済波及効果というのが生まれます。その流れを断ち切るということは企業にとっても収入...
公共工事
ニュースを見て「そうだそうだ」と思うことでも、なかなかその後の「生活」まで想像はしないものです。
私もかつてガードマンのアルバイトをしたことがあるのですが、これは本当につらい。
・ トイレに行けない。
・ 腹痛を起こしても持ち場を離れられない。※人件費が少ないので人員が足りない。
・ 暑いときは脱水症状、寒いときには冷えで体力が激減。
・ ミスをするとつぶしが利かない。
・ 身体を壊してしまったら、何の保証もない。
・ バイト料が安い。
・ 競争率が高い。
以前、私は真冬、頼まれてガードマンをしたことがあるのですが、足先が凍ります。
まかりまちがえば、車にはねられていたかも知れないこともありました。
鼻水はたれるし、涙目になっても、鼻もかめない。交通誘導ですからね。
当時、家族を抱えて失業していた五十代の人は、熱があっても、仕事を干されてはならないから勤務に来ていました。
私は常に栄養剤と解熱剤を携行しているので、彼にそれらを渡して、なんとかしなければとフル回転しましたね。
そんなときにいえますか「自己責任だ」「自助努力だ」と。
ある日、そのお礼に、彼の娘が握ってくれたおにぎりをご馳走になりました。
おにぎりを食べて涙したのは初めてです。
その人は就職活動しようにも、費用がかかりすぎるから交通費も出ないと。
交通費や履歴書、特に、最近ではワードで作らなければならないから、コストもかかるんですよね。
写真代もかかる。
そのような人はたいていまじめな人で、際立った能力はないけれど、コツコツと働く人であったりします。
そういう人に、急にスキルアップしろといってもできるものではない。
費用がない。
体力が奪われる仕事なので、スキルアップするだけの時間も体力も取れない。
また、高齢になると、スキルがあっても採用されないというわけです。
妻子がいるならなおさらです。
生命保険にすら入れない。
死にたくても死ねないと笑っていました。
国民の八十数パーセントが、何らかの生命保険に入っているという統計がありますが、警備員やら非正規雇用が増えている現在、その統計が信じられない。
その人は、トイレを我慢し過ぎていたのでしょう、便秘から大腸にポリープができ、便に血が混じるようになり、かなり危険な状態になりつつありました。
トイレ、行けませんからね。
私は公共事業をどんどんやれとは言いません。
けれど、あまりにも格差がひどい状態なので、人間らしい生活を営めるような政策は絶対に必要だと思います。
「努力してこなかったのだから当然の報いだ」
その努力とはなんなのでしょうか。
誰もが一流の金融マンになれるような努力など出来ないし、その金融も、インチキがようやく解説されるようになって来ました。
いまさらですが!
さんざんあおっといて…。
まあ、それはさておき。
「自己研鑽しなかった人は、市場から退場してもらう」
などとしたり顔で語る人がたまにいます。
退場してもらうってどういう意味でしょうか。
簡単です。
「お前は、人のいないところで自殺しろ」といっているに等しい。
まあ、このようなことがいえるのは、こんな条件下にある人でしょうか。
・ 富裕層
・ 子供を大学に入れて生活できるレベル
・ 高学歴から優良企業へのコースをたどれる人
でしょう。
しかし、この言葉を貧困層が言うと、かなり意味合いが重くなります。
それは「お前が自殺してくれれば、自分のほうに仕事が来るから」という意味になるからです。
この「生存競争」、どう思われますか?
そして、ネットに意見を発表できない人が、実はたくさんいるということを忘れてはならないと思います。
次の選挙は、逃げ切り世代といわれる資産のある高齢者と、逃げ切れない資産のない高齢者、そして、未来に展望のない若者との対決になるかもしれません。
しかし、投票に行くのは、逃げ切り世代が多い。
逃げ切れない世代や、未来に展望ない若者ほど選挙に行かない気がします。
若者や子供たちに「約束された未来」が提示できる社会ならば、まだ、人心はすさまない。
選挙というものの意味が、本当に問われるときが来たのかもしれません。
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私の生まれた年は、人口ピラミッドの頂点で一番同年代が多いのです。今は少子時代で、大学が入学者を獲得する為に宣伝までする時代だし。
実は自分も目標なく生きている一人なのです。本当に生きていて寂しいですよ。